一蔵、東証2部に上場/大型展示会も積極展開

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セグメント別売上高の推移

セグメント別売上高の推移

振袖が主力商品の、一蔵(本社埼玉県、河端義彦社長)は15年12月25日、東京証券取引所第2部に上場した。初日の終値は1120円。
 一蔵は1991年にさいたま市で創業。全国主要都市のオフィスビルやショッピングセンターなどに店舗を構え、呉服や振袖の販売、レンタル、成人式の前撮り写真撮影サービス、成人式当日の着付け、メークサービス、着物の着付け教室を運営。現在全国に64店舗を展開している。
 そのほか、ホテルなどを会場に、複数店舗が共同で開催する1回あたり1億円以上受注が見込める大型催事を年4回開催している。店舗の内外における中小規模の催事を月2回開催している。
 和装事業とは別に結婚式場の運営などを手掛けるウエディング事業も展開している。
 店舗への集客については「独自の方法」(経営企画部)。成人を目前に控えた女性を短期間のアルバイトとして採用し、事前にマーケティングを実施。売れ筋傾向を事前に把握した上で、問屋を介さずメーカーから直接商品を仕入れて、競合他社よりも価格を抑えた販売ができるのかが強みだ。
通期業績は137億円を予想
 一蔵は、上場に伴い16年3月期通期業績予想を発表、前期比5・4%増の137億7400万円を予想している。

続きは「日本流通産業新聞」1月7日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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