ギフトモール/年間流通150億円超/藤田CEO「データ活用が効果発揮」(2023年2月16日号)

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藤田真裕CEO

藤田真裕CEO

 オンラインギフトサービスを運営するギフトモール(本社東京都、藤田真裕CEO)はこのほど、グループ全体のギフトサービスにおける22年の年間流通額が150億円を突破したと発表した。藤田CEOは「圧倒的なデータ量を活用した販促、昨今流行しているパーソナライズ商品の販売、パーソナライズした商品提案が効果を発揮した」と成長要因を説明する。
 ギフトモールはオンラインギフトサービス「Giftmall(ギフトモール)」や、専属バイヤーによる厳選ギフトを集めた「Anny(アニー)」、記念日などの祝いごとのときに最適なレストランの予約ができる「Annyお祝い体験」などを運営している。
 今回、サービス別の年間流通額は公表していないが、グループ会社のギフトサービスも含めた年間流通額の実績を発表している。
 「Giftmall」や「Anny」に訪れたユーザーの購入品、購入目的、贈る相手の属性などを解析し、蓄積したデータを販促に生かしている。月間3600万人を超える訪問ユーザーのデータを分析し、最適な販促や商品を提供していることが、流通額拡大に寄与したという。
 商品では名入れができるパーソナライズメニューが好評だ。ボールペンやタンブラー、ハンカチなど、名入れが可能な商品を幅広く用意し、購入につなげたという。
 「オンリーワンの商品を贈れる名入れ商品は人気が高い。当社のパーソナライズは商品だけではなく、マーケティングにも適用している。現在はまだ一部だが、閲覧した商品や購入した商品に応じて、ユーザーに表示する商品を変えている箇所がある。なるべくユーザーが気になる商品を提示できるように努めている」(藤田CEO)と明らかにする。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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