ウォーターダイレクト/中間売上33.5%増/コスト増で2.2億円の営業赤字に

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水宅配事業を手掛けるウォーターダイレクトの15年4―9月期(中間期)の売上高は、前年同期比33・5%増の62億8900万円だった。競争激化で成長の踊り場を迎える水宅配企業が目立つ中、高い成長率を維持している。ただ、顧客基盤を拡大するための先行投資を増やしたほか、資材価格の高騰などにより営業損益は2億2500万円の赤字。収益回復の見通しが立たず、通期業績予想を1億8500万円の最終赤字に下方修正した。

 今期は顧客基盤の強化を重点施策の一つに位置付けた。全国のショッピングセンターやスーパーマーケットなどで試飲販売を行ったほか、親会社である光通信グループと協力し、一般家庭へのテレアポや法人営業にも取り組んだ。
 新規顧客の獲得が順調に進んだ結果、中間期の売上高は期初の計画を2億8900万円上回った。ウォーターサーバーの会員数は15年3月末時点で約23万件となっており、今夏は数万件の純増だったとみられる。

続きは「日本流通産業新聞」11月26日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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