オリックス/水宅配大手を買収/取得価額は200億円

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オリックスは10月15日、水宅配大手のコスモライフ(本社兵庫県)の全株式を取得し水宅配事業に参入した。株式の取得価額は約200億円。法人事業の顧客基盤を生かしてオフィス需要を開拓するほか、中国や東南アジアへの進出も目指す。
 コスモライフが水宅配事業を開始したのは05年。直販とOEMを合わせて約30件の顧客を抱える業界大手だ。使い捨て容器を宅配会社が配送する「ワンウェイ方式」で、北海道と沖縄、一部離島を除き全国展開している。
 採水地とプラントを全国3カ所に所有しているほか、物流センターと品質管理センターは各1カ所ある。従業員数は15年6月時点で296人だった。
 民間調査会社によると、コスモライフの14年12月期の売上高は前期比0・8%減の124億1900万円、当期利益は同97・3%増の6億6100万円だった。
 コスモライフは介護事業なども手掛けていたが、株式売却前に水宅配事業以外の部門を分社化しており、オリックスが買い取ったのは水宅配事業のみ。

(続きは「日本流通産業新聞」10月22日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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