松浦工業/手のひら冷やし熱中症対策/夜間の使用で快眠サポートも(2022年7月7日号)

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「手のひら冷却 アイスバッテリー(R)fresh」

「手のひら冷却 アイスバッテリー(R)fresh」

 ロープやテープなどの工具を卸販売する松浦工業(本社大阪府、宮崎康寛社長、(電)06―6941―3715)で20年7月から熱中症対策として販売している「手のひら冷却 アイスバッテリー(R)fresh」(税込2500円)が人気を集めている。
 動脈と静脈をつなぐバイパスである「AVA血管」が通る手のひらを冷やすことで、全身に冷えた血液がめぐり、体の芯からクールダウンするという。頬や足の裏を冷やしても同じ効果がある。
 氷などでむやみに皮膚を冷やすのではなく、冷やす部位と温度が重要とする。「約15度で冷やすのが良い」(アイスバッテリー事業部の井戸英二氏)。
 屋外でだるいと感じた時や水分補給のタイミングで5~10分、こまめに使用すると効果が高い。夜間の使用も勧めており、持ったまま眠ることで、深部体温が下がり、快適に眠ることができるとしている。
 冷凍庫に入れて8~10時間で凍結させて使用する。凍結すると、青い面は約15度、白いラインが入った面は約25度となり、温度が一定に維持できる技術が施されている。
 暑いときは、手のひらを冷やすという習慣を広げ、今後は保冷材メーカーなどと協力し、市場を開拓していく方針だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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