ファーストリテイリングは10月8日、海外展開を含めた売上高に占めるECの比率(EC化率)を、現在の約5%から30%以上に高める構想を明らかにした。グローバルでの店舗展開とブランドの認知度を活用して、リアルとバーチャルの融合を加速。いつでも、どこでも買い物ができる環境を創出する。達成時期について柳井正会長兼社長は「3~5年ぐらいで実現できると思う」との見通しを示した。
EC化率の向上はバーチャルとリアルが融合し、双方の機能がより高まった新しい産業の創出を踏まえたもの。その一環としてファーストリテイリングは6月、アクセンチュアとの協業で合意。消費者向けサービスにおけるデジタルイノベーションの実現を図っていく。
具体的には商品の企画・生産・販売・物流のすべての過程がインターネットでつながり、同時進行するシステムを構築している。顧客とユニクロが双方向でつながるデジタルコミュニケーションによって、顧客のニーズに合致した独自の商品を短時間に開発できるようにする。
(続きは「日本流通産業新聞」10月15日号で
ファーストリテイリング/EC化率30%以上に/柳井社長「3~5年で実現」
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