消費者庁は6月7日、下着ECのココカラケア(本社東京都、上田淳社長)に対して、景表法違反の優良誤認で措置命令を出した。シャツや下着のECサイトで、あたかも著しい痩身や筋肉増強の効果が得られるかのように表示をしていた。
措置命令の対象となったシャツや下着は、(1)「SIXPACK EXCERSIZE(シックスパックエクササイズ)」(2)「SIXPACK EXCERSIZE for Biz(シックスパック エクササイズフォービズ)」(3)「SIXPACK EXCERSIZE short run(シックスパックエクササイズショートラン)」(4)「モアキュット」─の四つ。「楽天市場」の出店店舗で表示を行っていた。
これらの商品を着るだけで体や腹が引き締まるように表記し、効果が得られるかのように示していた。
消費者庁は、景表法違反についての一般消費者への周知徹底や、再発防止策を講じることを命じた。ココカラケアは6月9日、「一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するものだった。迷惑を掛けた事を深くお詫び申し上げる」とのコメントを発表した。
消費者庁/痩身効果なしで措置命令/ココカラケア「深くお詫び」(2022年6月16日号)
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