〈機能性表示食品〉 販売好調の企業が続々/従来比で販売数5倍の例も

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

トウ・キユーピーは新聞広告展開を積極化

食品の機能性を、国などの個別審査なしで表示できる「機能性表示食品制度」がスタートして約半年が経過した。第1号商品の発売からも約4カ月が経った。機能性表示食品を販売する通販企業の中には、機能性表示の販売促進効果を実感するケースが少なくないようだ。ファンケルヘルスサイエンスでは、機能性表示食品「えんきん」の年間売上高として30億円を見込んでいるという。別の健康食品通販会社が発売した機能性表示食品も、リニューアル前の商品と比べて5倍の勢いで売れているという。

「えんきん」は年間売上30億円の見込み

 健康食品企業の機能性表示食品の中でも、ファンケルヘルスサイエンス(本社神奈川県、青砥弘道社長)が販売する機能性表示食品「えんきん」の売れ行きは飛び抜けて好調だ。8月単月の売上高は計画比で2・5倍に達した。前年同月のリニューアル前の商品との比較では売り上げが5倍になったという。年間売上高としては、30億円を見込んでいる。
 好調の要因について親会社のファンケルでは「お客さまに分かりやすい表示を行っていること」(社長室広報グループ)と説明している。テレビCMなどで積極的な広告展開を行ったことも売り上げ拡大に大きく寄与したとみられる。
 機能性表示食品を販売する別の健康食品通販企業も、「ある商品は、直近6カ月の月平均と比較して、リニューアル後の単月売り上げが5倍になった」と話している。同社では、「広告展開の積極化が販売好調の大きな要因ではないか」と分析している。
 市場流通第1号となった「ヒアロモイスチャー240」を販売するトウ・キユーピー(本社東京都、田村裕二社長)は、全国紙に全面広告を掲載するなど広告展開を積極的に行った。「発売初月はリニューアル前と比較して、ウェブ経由の注文が10倍程度に伸びた」(通信販売課)としている。
 ただ、同社ではその後「保湿を訴求する商品なので、盛夏の期間は広告出稿を抑えていた」(同)と言う。「9月28日からは新聞広告展開をあらためて積極化させている。消費者が肌の乾燥に対する関心を高める時期でもあるので、発売開始時と同じかそれ以上の販売増を期待している」(同)と意気込む。
 機能性表示食品を中心に構成する健食ブランド「ヘルスエイド」の販売を手掛ける森下仁丹は販売の推移について「非開示」(広報)とした。

(続きは「日本流通産業新聞」10月8日号で)

サラダコスモの「大豆イソフラボンもやし」も市場流通にのる

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ