楽天グループ(楽天)は1月17日、「楽天市場」の運営について出店者と意見交換を行う「楽天市場サービス向上委員会」の第三回会合を開催した。地域・コミュニティ、サステナブル・SDGs、システム、物流の各分科会による活動の報告や各分科会からの「楽天市場」の改善案の提案に加え、意見交換を行った。
今回は「楽天市場出店者 友の会」に参加する出店者に加え、楽天から副社長執行役員コマースカンパニープレジデントの武田和徳氏、執行役員コマースカンパニー COOの野原彰人氏などが参加した。
地域・コミュニティ分科会では、地域ごとに店舗が集まれる地域コミュニティの創出やオフラインイベントの開催を検討してほしいという意見が出た。
システム分科会では、(1)商品購入時に配送予定日を表示してほしい(2)商品検索時にアイテムごとにサイズやカラーなどを分かりやすく表示してほしい─などの提案があった。
物流分科会では、店舗が物流サービスについて理解を深められる機会を提供してほしいという意見が出た。
参加店舗からの提案に対して楽天の役員は、「今回の提案を真摯(しんし)に受け止めて改善に取り組んでいきたい。今後、より多くの店舗さんとコミュニケーションし、リアルな声を聞ける場をつくり、ウィンウィンの関係を深められるように改善していきたい」とコメントしている。
楽天/「サービス向上委員会」開催/第三回は分科会と意見交換 (2022年1月27日号)
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