【EC注目株】第74回<ヤフー>/13年の戦略転換で流通総額4300億円に伸長

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”IFIS目標平均株価549円を視野に”


 ネットビジネスの老舗ヤフー(4689)がEC事業の戦略転換に踏み切ったのは2013年10月。当時のニュースリリースには「eコマース市場に革命を起こします」なる表現も記されている。「革命」とは具体的には次のようなものだった。
 *ヤフーショッピングの月額出店料と売上ロイヤリティの完全無料化。
 *オークションサイト:ヤオフク!の出店料無料化。
 言い換えれば、それまでの大事な収入源を放棄することになる。広報担当者は当時を、「ヤフーショッピングが伸び悩む中で行き着いた結論が、『出店機会の拡充により取扱高が伸びることで広告料収入の大幅な増加を創造することができる』というものでした」と振り返る。
 業界を知るアナリストは、「言葉を選ばずに言えばライバルの楽天並みのショッピングサイトでの取扱商品数の実現に賭した戦略転換だった」とする。
 結果はどう出たのか。すでに開示されている17年3月期第1四半期のECによる(国内)流通総額は約4300億円。13年3月期の第1四半期実績に比べ約65%増えている。ショッピング事業の取扱高でみても前年同期比が同37.9%に変貌している。

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月15日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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