【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】□□31 ジャパンEコマースコンサルタント協会 松本順士理事〈「YANMAR PREMIUM BRAND PROJECT」〉/新しさを感じるサイト

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松本順士氏

 ヤンマーは、日本の発動機ならびに農機、建機、小型船舶の製造・販売を行う企業。100周年を機に「YANMAR PREMIUM BRAND PROJECT」を始動させた。
 スマホを入れるポケットや、機能素材、ハイネックや大きめのジッパーなど、トレンドを取り入れたかっこいいデザインが印象的な作業着は、「YANMAR PREMIUM BRAND PROJECT」と、ISSEI MIYAKEのディレクターを務めていたことでも知られる滝沢直己氏が担当している。農作業着ではなくファッションブランドのようだ。
 サイトはレスポンシブで作られていて、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)ともに素晴らしい。タブレットとスマホがとても見やすくできている。
 商品を着たモデルが特徴的で、マウスをクルクル動かすだけで、商品を着ているモデルが動く。このため、商品のデザインや風合い、細かい部分まで見ることができる。
 商品選択も、ジャケット、パンツ、ブーツ、帽子、ベルトと全身でのオーダーも簡単にできる。
 悪いところを三つ挙げるとすると、何かをクリックすると必ず「LOADING…」と出るため、ストレスを与える。送料も高いのと、クレジットカードを選択すると手数料が取られるところだ。
 今の時代クレジットカードを選択して手数料を取るECサイトはなかなかない。
 売れるECサイトとは何か?─時代とともに、商品画像も進化する。「YANMAR PREMIUM BRAND PROJECT」は動く商品画像が用いられている。商品画像を10枚載せるより、動く商品画像のほうがいい。
 新しさを感じるサイトはマウスで動かしているだけでも楽しい。一般的なECサイトはただ商品を並べているだけのサイトがほとんどだ。ヤンマーブランドのイメージの向上を目指した新成長戦略からは目が離せない。


〈筆者プロフィール〉
まつもと・じゅんじ
 エスアンドティーパートナーズ株式会社の代表取締役。競合が激しいレディースアパレルECにおいてわずか4年で年商30億円のECサイトを作った経験を持つ。現在は1000社を超えるコンサルティング実績を持ち、さまざまな業種に対応している。コンサルティングのほか、サイト制作、広告、モデルタレントの派遣、セミナーなど、インターネットビジネスに関する事業をトータルで手掛けている。

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記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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