【売り上げアップしました】＜みはし＞ＳＥＯ徹底でＥＣ売上２０％増

　装飾材メーカーの、みはし（本社埼玉県、三橋英生社長）の１６年４月期における通販売上高は前期比約２０％増の１億５０００万円だった。ＤＭ送付先の拡大、ネット広告の強化、ＳＥＯ対策などにより、新規顧客の拡大とリピート率の向上が進んでいる。
　１３年に開設した装飾材のＥＣサイト「みはしＳＨＯＰ」では現在、約６０ブランドの約４０００品目を販売している。売り上げ構成は法人顧客が約８割を占めている。近年のＤＩＹ人気により、個人客も増加傾向にあるという。楽天市場、ヤフーショッピングなど５モールに出店しているが、ＥＣ売り上げの約９割を自社サイトが占めている。
　前年取り組んだ施策が奏功し、今期に入っても単月の平均売り上げは前年同月比３０％増で推移している。
　メールマーケティングにより１５年１０月以降、リピート率も伸びている。初回購入客に向け、購入から５日後にお礼メール、１０日後にクーポンを発行するメール配信システムを利用したところ、「現在は３割以上がリピート顧客となっている」（東根秀和通販課課長）。
　従来、ＳＥＯ対策は業者に委託していたが、１４年１２月からは自社で行っている。取扱商品数約４０００点のほぼすべての商品ページにキーワードを設定し、アクセス数の増加につなげている。グーグルアナリティクスを活用して効果のあるキーワードを分析。集客力のある商品ページにはコンテンツを追加してＣＶＲの向上につなげている。現在、ＣＶＲは１．６８％。ページの改良を進めることで「３～４％まで増やせる」（同）とみている。

（続きは、「日本ネット経済新聞」１０月６日号で）