【EC注目株】第69回<ブックオフコーポレーション>/ネット通販は立ち上がりから順調推移

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”来期営業利益予想15億円で時価4桁台待つのも一法”


 中古本の買い取り・販売首位のブックオフコーポレーション(3313)のネット通販進出は2007年8月。経営企画部広報グループは、「当初はBOOKOFF店舗とインターネット店舗の融合を図り、販売・仕入れ両面からお客さまにアプローチできる体制の確立、パッケージトメディアの二次流通市場における当社の価格形成機能の強化、当社グループの事業領域の拡充という三つの視点からECサイト『ブックオフオンライン』の開設に踏み切りました」と振り返る。
 サイトでは、新品の取り扱いも行っている。中古品だけでカバーしきれないタイトルを新商品で補うことで、コミックなどの全巻購入を可能にするためである。
 サイト立ち上げに際し、TVCMなどのプロモーションは行っていない。ネット広告(検索連動、アフィリエイト)による認知度向上とリピーターの継続利用が相まって、ネット通販は立ち上がりから順調な推移を続けた。
 「年率2桁ペースで伸び、現在では店舗売上高の10%程度に達している」(広報グループ)と言う。今後についても「現在は各店舗からヤオフクに出品する動きが活発化しており、将来的には全国の店舗網を通じた商品買い取りを最大の売り上げ・利益に結びつけていくことが、オンライン事業の方針です」と積極的な姿勢を示す。
 ところでブックオフでは、本やソフトメディア以外のリユース品もヤオフク!に出品している。出品商品を広報マンは、「携帯電話・タブレット・パソコンなどのデジタル家電、トレーディングカード・フィギュア・プラモデルなどホビー商品、ブランド品を含む洋服・鞄・服飾雑貨等のアパレル商品」と指折り数え、「将来的には店舗在庫を全てネットからも買える状況にしたいと考えています」とした。


(続きは、「日本ネット経済新聞」9月29日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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