【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第150回 お食い初め用焼き鯛専門ECサイト「魚幸」/祝いの席にふさわしい焼き鯛を追求し提供

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
栗林慶次氏

栗林慶次氏

 創業80余年、兵庫県の淡路島にある仕出し鮮魚店「魚幸」が運営するネットショップは、「お食い初め用焼き鯛」専門店。祝いの席にふさわしい焼き鯛を追求し、自社で専属漁師から仕入れ~焼き上げ~発送まで行うことでお手頃価格を実現。その評判は徐々に広まり、売り上げを伸ばしている。運営者の栗林慶次氏に話を聞いた。


●こだわり・特徴
 海に囲まれた自然豊かな淡路島では、鯛、ちりめん(しらす)、鱧などの海産物が有名。魚幸では、ちりめん山椒や地元で人気の焼き穴子もネット販売していたが、質の良い天然ものを使った焼き鯛の人気が高まり、専門店にしたという。
 「淡路島の漁港近くに店舗があるので、水揚げから加工に入るまでのスピードが鮮度につながっています。当社は仕出し鮮魚店ですので、仕出しの煮物用、店舗販売のお造り用、そして通販用、それぞれに適した鯛を選別しています。魚幸の天然焼き鯛は、形・味・飾りにこだわっています。胸びれに化粧塩をしてピンと立っているのが本来の祝い鯛の姿であり、美しい焼き姿でお届けしたいと試行錯誤しました。最初の頃は化粧箱にそのまま商品を入れて発送していたのですが、配送時の荷崩れが問題に。そこで、化粧箱の中に鯛かごを入れ、焼きの工程で使う紙ひもで固定することで解決しました」

●客層・声
 「お食い初め用」を前面に出しているので、購入目的はお食い初め用が約7割と高い。しかしそのおいしさや満足度から、さまざまな祝いごとに利用するリピーターも約3分の1と多いのも特徴だ。


(続きは、「日本ネット経済新聞」9月15日・22日 合併号で)

お食い初めや祝いごとを豪華に彩る「天然焼き鯛」

注文後、一枚一枚美しい姿に焼き上げていく様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

こだわりの逸品 特産品EC 連載記事
List

Page Topへ