【EC売り方研究所】SEO最新トレンド/ユーザーファーストなサイト作りが肝心

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 サイトの価値向上を支援するクロスフィニティ(本社東京都、加藤毅之社長、(電)03―5745―3838)によると、15年の国内SEO市場の推定市場規模は、前年比10.9%増の395億4000万円だったという。同社では「グーグルが、スマートフォン(スマホ)向け検索アルゴリズムの導入を開始したことがきっかけとなり、SEOのニーズが高まった」(広報)と分析している。そんな中、事業者はどんなSEO対策をとるべきか。SEOに詳しい有識者への取材をもとに、SEO対策の最新トレンド10カ条を作成した(=表参照)。


 クロスフィニティによると、「これまでのSEO対策には、ページの数やリンクの量を稼ぐことによって、上位表示を可能にするなど『テクニック』があった。ただ、現在はテクニカルなSEOは通用しなくなってきている」(松野亘エバンジェリスト)と、SEOの現状について指摘する。
「便利」「有益」なサイト作りが重要
 事業者はどんなSEO対策をとるべきか。SEOに詳しい複数の有識者は「グーグルがウェブサイトに求めているのは、実はとても単純。サイトを閲覧するユーザーにとって、『便利』で、『有益』なことを求めているだけ。検索エンジンはサイトを正当に評価してくれる」と口をそろえる。
 では、グーグルは、どのようなサイトを、「ユーザーにとって便利で有益」と判断しているのだろう。前出の松野氏は「基本中の基本ではあるが、SEO対策においてはまず(1)モバイル対応(2)ページの表示速度(3)サイト構造の整理ーーーといった基礎を固めることが重要」と話す。「例えば、現在はスマホの所有率が増え、それに伴いスマホでウェブを閲覧するユーザーは増えている。スマホユーザーにとって大事なのは『スマホで見やすいサイトになっているか』『ほしい情報をすぐに表示してくれるか』というところだ。グーグルはそれをウェブサイトに求めている」(同)と言う。

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月8日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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