【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第164回 手作りみそ・しょうゆECサイト「喜多屋醸造店」

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佐々木一夫氏

佐々木一夫氏

ーー”うまいみそなら喜多屋”が提供する「本物の味」



天竜川の源流、諏訪湖に面した自然豊かな長野県岡谷市。この地で、昔ながらの手作り発酵食品のおいしさを守り、伝える「喜多屋醸造店」。そのこだわりから、みそ屋の多い信州諏訪でも〝旨いみそなら喜多屋〟として知られるように。商品への思い、商品開発などについて、店主の佐々木一夫氏に聞いた。

●こだわり・特徴
 こうじや酵母、乳酸菌が元気に育つための手間を惜しまず、厳選した原材料本来の持ち味を自然の力でゆっくりと熟成させることから生まれる「本物の味」が、この店の特徴だ。
 「約35年前、スーパーが拡大し、みそも特売目玉品として安さを競う中、当店の国産原料、手作り天然醸造の『雪娘』は価格的に受け入れられる自信がありませんでした。それでもそのおいしさを伝えたくて発売すると、お客さまの口コミに支えられ、毎年売り上げが増え続けました。しかし、さらなる売り上げアップのための大きな宣伝はしません。なぜなら、昔からのお客さまが期待する手作りの満足できる味と品質を保ちたいからです。ご家庭で熟成させて仕上げる『仕込み味噌』についても、無添加・天然醸造のみその良さとみそづくりの良さを広めたいと、採算度外視で販売しています」

●商品開発
 リピーターが約80%という定番のみそに加え、手軽に楽しめるアイデア調味料の開発も積極的に行っている。
 「マヨネーズ風信州みそドレッシング『マヨじゃネーズら』、卵かけご飯専用みそたれ『たまランチ』など、アイデア勝負で商品のコンセプトが分かりやすく、覚えやすく、面白いネーミングを絞り出しています。お試し購入しやすいよう、小さな量の製品づくりも心掛けています」
 諏訪の地域ブランド「SUWAプレミアム」製品に認定された「Ai・no・miso」の開発も新たな取り組みだ。

2年を超える歳月を経て天然醸造された無添加手作りみそ

「Ai・no・miso 燻製味噌」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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