【IRCEレポート 米国EC最前線 上】米国市場から国内ECの近未来を予測

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IRCE会場の様子

 6月7~10日、米国・シカゴで世界最大規模のEコマースイベント「IRCE(Internet Retailer Conference & Exhibition)」が開催された。いつも.(本社東京都、坂本守社長)のコンサルティング事業部部長兼国際流通部部長の高木修氏は同イベントに参加し、米国のEC市場の現状や最先端のECテクノロジーについて情報収集してきた。イベントでは、(1)オムニチャネルが一般化(2)アマゾンの存在感が急拡大(3)独自モデルのEC企業が急成長(4)BtoBコマースが本格化(5)ソーシャル活用に新しい動きーーといった五つのキーワードについて紹介されたという。

 当社が毎年、「IRCE」に参加し続けているのには理由があります。このイベントで発信されたキーワードや事例のいくつかが、数年後には必ず日本でも起きるからです。
 代表例である「オムニチャネル」は、日本で話題になる3年前くらいに発信され、現在の日本の小売業企業にとっては外せない経営テーマとなっています。「IRCE」は日本のEコマースの〝近未来〟を予測する上でも欠かせないイベントだといえます。
 15年の米国EC市場規模は前年比14.6%増の約36兆円でした。14年は前年比15.4%増でしたから、ほぼ同水準で成長している状況です。小売全体の市場成長率3.6%増と比べると高水準で推移しているといえます。
 ECサイトを持たない企業や紙通販系の企業の市場規模は9.6%のマイナスとなっており、消費市場のECシフトがより鮮明になっているといえます(図1参照)。

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月16日号で)

【図1】米国消費市場の成長率

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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