【流通総額アップしました】インアゴーラ「ワンドゥ」/越境ECアプリの流通総額が毎月倍増

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 インアゴーラ(本社ケイマン諸島、翁永飆社長)が運営する、日本の商品を中国人向けに販売している越境ECアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」は今年に入ってから毎月、流通総額を倍増させている。1月の流通総額は約5000万円だったが、2月には約1億円に倍増。4月には約4億円にまで拡大したという。
 「ワンドゥ」は日本の商品の魅力や生産者の情報、開発ストーリーをテキストや画像、動画を駆使して詳細に紹介し、販売につなげている。
 国内のメーカーは無料で自社商品の魅力を紹介してもらえるという。商品販売時には20%の手数料を徴収する。
 中国人ユーザーへの発送や問い合わせ対応には同社が応じるため、出品者の手間がかからない点も魅力だという。
 4月にはユーザー同士のコミュニティー機能を追加した。ユーザーが商品に対してレビューを投稿したり、他のユーザーがお気に入り登録している商品を閲覧できるようにした。
 コミュニティー機能を設置したことにより、ユーザー同士の口コミにより商品が売れるようになったという。
 「アリババなどの越境ECモールは膨大なユーザーを抱えているが、プラットホームを提供しているだけで基本的に販売支援はしてくれない。現地の運営代行会社を活用すると高額な手数料がかかる。当社は日本の商品に特化して独自コンテンツを無料で作成しており、商品の販売を強力に支援している」(翁社長)と話す。

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月2日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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