【EC注目株】第59回アドバンスクリエイト/「買いに来ていただく」ポスティング方式で業容拡大

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”荒れる相場で三番底形成、1月高値を視野に構えたい”

 ネット通販を軸に生損保代理店首位に位置するアドバンスクリエイト(8798、9月期決算)は、創業者である濱田佳治社長の「起業により社会に貢献したい」という願望から1995年10月に設立された。
 ビジネスモデルをIR担当者は「濱田は、売りに行くのではなく買いに来ていただく方法を選んだ」とする。現時点で、ネットサイトだけでも83社の保険会社の商品を取り扱っている。
 買いに来ていただくことは、言うは易いが行うは難い。それを打破したのは97年9月のポスティング方式の導入。一気に業容は拡大し、当時のナスダックジャパンに上場(02年)を果たした(現在は東証2部上場)。そして一段の成長を実現したのが「保険市場」サイトの開設(1999年10月)だ。ネット時代の夜明けを読んだ施策だった。
 せっかくのサイトも認知度の深耕なくしては宝の持ち腐れ。当初から有力検索サイトの自然検索で上位になるため、「コンテンツの充実」「顧客の利便性」に取り組んだ。自社でシステムエンジニアを抱え、リアルタイムな高頻度の改善を行ってきた。裏付けるように、14年の段階でスマホサイトのアップがなされている。
 現在は、ネット通販を中心に政令指定都市のランドマークに立地する13拠点の店舗営業、そして協業事業(サイトの顧客情報を代理店に配信、代理店による販売手数料を分担収受)の体制だが、今後の方針を同社ではこう語る。

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月21日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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