【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載43 効果的なアイコンの使い方

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視覚に訴えるアプローチ

 さまざまなモノが溢れ、ボタン一つで商品購入ができる昨今。同様の商品を扱う他店との差別化をいかにして図るかが鍵となります。そこで、今回は消費者の心をくすぐるアイコンテクニックを伝授します。
 アイコンとは、コンピュータ操作で使用しているグラフィックシンボルのことです。誰でも一目でその要素を把握できるような単純明快に視覚化されたもので、日常生活の中で標識などに使用する絵文字の場合はピクトグラムと呼ばれます。
 言語を使用せず視覚に訴えることができるので、ある意味、国境を超えたコミュニケーションが可能です。
 例えば、日常的によく見かける「トイレ」を表示したピクトグラムを想像してみてください。オーソドックスなものだと、人間の形をしていて女性用はスカートを着用したような裾が広がったものが多いでしょう。
 しかし、中には地域特性を生かしたものや、その行為に伴う何らかのアクセントを付けて表現しているものもあります。例えば東京タワーのトイレを表すピクトグラムは東京タワーのモチーフです。
 このようなオリジナリティーあふれる表現は「見慣れない何か」として捉えられ、通常ならば素通りしてしまう場所を一瞬にして「心に残る場所」にします。
 無論、それはトイレのような「場所」だけでなく「物や行動」に対しても付加価値を付けることが可能です。

(続きは日本ネット経済新聞 2月18日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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