【化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング 成功と失敗の法則】 <35> 特定の悩みに特化した商品が有利(2025年4月3日号)

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 こんにちは。EC・通販コンサルタントの山口です。今回も化粧品、健康食品業界のダイレクトマーケティングに役立つ情報をお届けします。
 別の記事でもお話ししましたが、競合の多い業界において「カテゴリーワン」を取ることは非常に重要な考え方です。
 「カテゴリーワン」というのは、これまでにない新しいカテゴリー=市場を生み出し、その中で一番になるという考え方です。ビジネス戦略、特にダイレクトマーケティングにおいては「他社と競争して勝つ」ことはナンセンスであり、競争をしないからこそ勝てるという戦略が最も有利にビジネスを進めることができます。
 特に中小メーカーであれば、他社がひしめき合うカテゴリーで争っても、先行者に勝つことは非常に難しいと言えます。一方、自分が作った市場であれば競合はいないため、いきなりトップになれます。この考え方がカテゴリーワン戦略です。
 自分だけの市場を作るというのはとても難しいと感じるかもしれません。しかし、まったく世の中にないものを作るわけではなく、視点を少し変えるだけで新しいカテゴリーを作ることができるのです。その一例をご紹介します。
 どの業界でもそうですが、製品とは人の悩みを解決するソリューションとなっています。例えばエアコンは「暑くて不快だな」という悩みに対して室内の温度を下げるための解決策です。掃除機であれば「掃除を楽にできたらいいのに」という悩みに関する解決策です。


■部位×悩みで洗い出し

 化粧品や健康食品は、

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月3日号で)

<プロフィール>
山口 尚大(やまぐち・たかひろ)
 EC・通販コンサルタント。クリームチームマーケティング合同会社代表兼CEO。2006年より化粧品、健食業界に特化したダイレクトマーケティング支援を行い、150社250ブランドを超えるクライアントの売り上げアップを実現。豊富な経験とノウハウをもとに最新のアウトプットを提供している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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