【化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング 成功と失敗の法則】 <31> 売りづらいが離れにくいもの(2023年8月3日号)

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 こんにちは。EC・通販コンサルタントの山口です。今回も化粧品、健康食品業界のダイレクトマーケティングに役立つ情報をお届けします。
 LTV(顧客生涯価値)という観点から見ると、通販ビジネスではスキンケア商材の方が圧倒的に有利であるといったことをお話ししてきました。
 では、「売りやすさ」という視点ではどうでしょうか。実はメークアイテムとスキンケアアイテムでは売り方、訴求方法などの特性が全く異なります。一体、何が違うのでしょうか。「売りやすさ」つまり訴求のしやすさという面から、両者の違いについて比較して考えてみましょう。
 まず、口紅などのメークアイテムを訴求する場合のメリットとして挙げられるのが、「他社商品との差異や使用前後の変化が分かりやすい」という点です。メークアイテムというのは、肌に塗布することで実際に色や質感の変化を与えるような物理効果を持っています。
 そのため、「色がこのように変わる」「肌の質感が自然に仕上がる」など、使用前後の違いが明確で、写真や動画を使い視覚的な変化を訴求しやすいというメリットがあります。ビフォー・アフターの変化をストレートに伝えられるため、消費者も購入の判断がしやすいのです。
 しかし、

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月3日号で)

<プロフィール>
山口 尚大(やまぐち・たかひろ)
 EC・通販コンサルタント。クリームチームマーケティング合同会社代表兼CEO。2006年より化粧品、健食業界に特化したダイレクトマーケティング支援を行い、150社250ブランドを超えるクライアントの売り上げアップを実現。豊富な経験とノウハウをもとに最新のアウトプットを提供している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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