【<倉庫探訪> 霞ヶ関キャピタル冷凍自動倉庫「LOGIFLAGTECH所沢I」】冷凍自動倉庫が本格稼働/杉本副社長「開発を加速」(2024年10月10日号)

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内覧会で説明する霞ヶ関キャピタルの杉本亮副社長

内覧会で説明する霞ヶ関キャピタルの杉本亮副社長

 霞ヶ関キャピタルが準備を進めてきた冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH」がこのほど本格稼働する。
 冷凍自動倉庫は、物流の2024年問題や、2030年のフロン規制を見据えた倉庫として開発を進めてきた。第1号案件として、東武東上線の柳瀬川駅から約1.2キロメートル、関越自動車道「所沢IC」から約3キロメートルに地上2階建ての「LOGI FLAG TECH 所沢I」が竣工した。
 9月27日に開催したメディア向け内覧会で杉本亮副社長は、「今後、年間5~8棟のペースで冷凍自動倉庫の開発を進めていく」と、開発を加速していく方針を示した。


■キャパは4190パレット

 冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH 所沢I」はパレットやケース単位で管理を行い、保管容量は4190パレット。パレットについているバーコードで商品情報などを管理する。
1パレットのサイズは、縦横ともに1100ミリメートル、高さは150ミリメートル。対応できる荷物は、パレットサイズと同じで、高さは最大1500ミリメートルまで積載可能だ。1パレットの重量制限は600キログラムだ。
 庫内の1階は入出庫や検品エリアで、垂直搬送機で荷物を載せたパレットが2階へ運ばれる。運搬された荷物は保管ラックやスタッカーレーンで管理される。2階エリアは従来ある各階の床をなくし、吹き抜け構造にして4190パレットを保管・管理できる。
 温度設定はマイナス25度に保ち、冷凍食品や密封された肉類や魚、アイスなどの荷物に対応できる。
 庫内の稼働時間は24時間がベースだが、稼働した直後は、朝8時から夜7時の運営で当面の間は進めていく予定としている。


■料金体系は2種類

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月10日号で)

外観の様子と1Fの庫内

4190パレットが保管されている2Fエリア

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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