【ナカの”ヒト”】　<アクト　伊藤啓介代表取締役>　ルーツは「部品１個１０円」（2024年8月29日号）

　「積まれた車両の中を駆け回り、収集した部品１個１０円で幼少期時代を過ごしていた」と子どもの頃を懐かしむのは、中古工具の買い取り販売を実店舗「アクトツール」や４つのＥＣチャネルで展開するアクト（本社東京都）の伊藤啓介代表取締役。
　中古工具の買い取り販売事業のアクトは、父親が創業した中古車解体業が始まり。中古車が積まれた車両の山で部品を探し出し、１個１０円で父親にもらっていた子どもの頃がビジネスのルーツでもあるようだ。
　家業を手伝いながらも、いったんはＩＴ企業に就職した。５年働いたのち、家業へ戻り２０１３年に代表取締役に就任した。祖業である「伊藤解体」は１９９１年に「有限会社アクト」に、２００７年からは現社名に変更してきた。
　中古車の解体業から、

（続きは、「日本ネット経済新聞」８月２９日号で）