【こだわりの逸品を全国展開 特産品ＥＣ】第４６３回　<醤油専門ＥＣサイト「岩尾醤油味噌醸造元」>　福井から全国へ知名度アップ地元で愛される天然醸造（2024年6月27日号）

　創業明治７年、福井県福井市の「岩尾醤油味噌醸造元」は、変わらぬ製法を守り続ける天然醸造「ヂガミイワ醤油」で地元に親しまれている老舗。代表の岩尾英信氏は、新たな挑戦として梅を使った商品開発を行い、「うめ醤油」「醤油漬梅肉」などを「ふくいの恵みセット」として発売。福井から全国へ、知名度アップを目指している。商品へのこだわり、広がりなどについて話を聞いた。
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◆こだわり・特徴

　岩尾醤油味噌醸造元の初代は、もともと漁業を営んでいたという。魚料理を知り尽くした初代が、魚のうまみをより引き立たせるようにと造り上げたのが、ヂガミイワ醤油だ。
　「越前海岸で漁業を行っていたことから、魚料理に合うように仕上げているのが特徴です。創業以来、１５０年ものの杉桶で２年間寝かせた天然醸造のもろみから、醤油を造り上げています。醤油には、本醸造・混合醸造・混合方式があり、スーパーなどでは本醸造と混合方式がほとんどですが、当社の主力商品は混合醸造。甘すぎず、塩味もきつくなく、塩角がないおいしい醤油だと思います。日本海側の醤油は甘めのものが多く、福井もその一部ですが、醤油はその土地独自の味があり、郷土料理にも合うふるさとの味になっていると思います」
　地元で愛されているヂガミイワ醤油のおいしさは、全国にも広がりつつある。
　「福井以外のお客さまからも、お刺身や焼き魚、お漬物、卵かけご飯に合うという声や、甘い醤油は意外だったがおいしかったという声をいただいています。実店舗では、醤油搾り体験や醤油蔵見学を行っていますが、ご来店いただいて味の違いとおいしさがわかったという方もいらっしゃいます」


◆商品開発・反響

　福井は梅の産地でもあり、岩尾醤油では梅の生産も行っていたことから、梅を使った商品開発に取り組んだという。

（続きは、「日本ネット経済新聞」６月２７日号で）

<運営会社概要>
【運営】岩尾醤油味噌醸造元
【ショップ開設時期】２０１６年７月
【ＥＣ運営人数】１人
【ショップ形態】自社ショップ、百選横丁、北陸ｅもん、ふくいさん
【カートシステム】─（名称不明）
【配送委託先】日本郵便
　※ネットショップ向けの卸については応相談