【こだわりの逸品を全国展開 特産品ＥＣ】第４５４回　<手打ちそば・そばの実スイーツ専門ＥＣサイト「よしむら」>　京都の新たなそば茶スイーツで売り上げ伸長（2024年3月28日号）

　京都・嵐山に本店を構える手打ちそばの店「よしむら」。ＥＣサイトでは、打ち立てのそばを急速冷凍した「瞬そば」をはじめ、京都の新たなお茶スイーツとして立ち上げたそば茶のスイーツブランド「ｓｏｎｏｑａ（そのか）」の商品も注目を集めている。これらの動きとともにＥＣサイトをリニューアルし、大きく売り上げを伸ばしたという。営業企画部の吉村太志氏に話を聞いた。

◆特徴・こだわり

　全国の生産者から直接仕入れた玄そばを低温保管し、必要な分だけをその都度製粉してそばを打つ。自宅でも本格的な手打ちそばを楽しめることが、よしむらの特徴だ。
　「むきたてのそばの実を石臼挽きし、３０人以上の職人たちが機械を一切使わず手打ちしていることが最大の強みです。これを急速冷凍し、鮮度と風味を閉じ込めたものが『瞬そば』です。ＥＣサイトで一番人気の『瞬そば・鴨汁そば麹漬セット』は、国産の近江鴨を自家製のそば麹に漬け込み、柔らかさと旨味を引き出しました。生産者が丹精こめて作ったものにひと手間加え、付加価値を高めることを大事にしています」
　２０２０年に立ち上げた「そのか」では、そばの実・そば茶にこだわったスイーツを発信している。
　「自家焙煎したそば茶を石臼挽きして生地やクリームに練り込んだスイーツで、そば茶特有の香ばしい風味はスイーツとの相性が良く、ご好評をいただいています。たまたま社内に元パティシエが在籍していたことと、コロナ禍に少しでも心安らぐ時間を作っていただければと考え、そのかが誕生しました。『そば茶ロール』『そのかバトン』が特に人気です」


◆反響・売れ行き

（続きは、「日本ネット経済新聞」３月２８日号で）

<運営会社概要>
　【運営】株式会社よしむら
　【開設時期】２０２０年６月（リニューアル）
　【ＥＣ運営人数】１人
　【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】─（非公表）
【配送委託先】ヤマト運輸
　※ネットショップ向けの卸については応相談