【こだわりの逸品を全国展開 特産品ＥＣ】第４４６回　<梅干し・梅製品専門ＥＣサイト「熊平の梅」>　約１カ月漬け込んだ種までおいしい梅干しが人気（2024年1月25日号）

　日本一の梅の里として知られる和歌山県みなべ町にある梅干し専門店「熊平の梅」。みなべ町、高野山、東京銀座に実店舗を構え、最高ランクのＡ級紀州南高梅を使用した伝統製法による梅干しが、ギフトを中心に人気を集めている。コロナ禍以降は若年層にアプローチする商品開発に力を入れ、さまざまな施策によってＥＣサイトの売り上げを伸ばしている。サイトを運営する花村紘弥氏に聞いた。

◆特徴・こだわり

　熊平の梅では、梅の品質はもちろん、８０年前から変わらぬ製法を守っていることが一番のこだわりだ。
　「自家農園の南高梅も使用していますが、多くは梅干しのプロである地元の農家さんが作った梅干しを加工し、販売しています。当社の梅干しの一番の特徴は、調味漬け込みです。味付けの漬け込みは大体２週間と言われていますが、当社では約１カ月漬け込みます。創業時から変わらない製法で味が均一になり、種までおいしい梅干しになります。漬け上げた梅干しは、温度調節した部屋で一日保管し、より安定した味に仕上げます」
　人気商品「熊平のんめ」は、「世界にも通用する究極のお土産」ノミネート商品だ。
　「『んめ』という名前の『ん』にはうそ偽りのない真実の意味があり、これが本物の梅干しだということで『んめ』と名付けました。食べたら『んめえ』の意味もあります。味付けは一番人気の『うす塩味梅　はちみつ入り　塩分８％』で、超大玉４Ｌサイズの特選Ａ級を使っており、梅干しの大きさときれいさに驚かれます。また、塩分３％で味付けにリンゴ酢を使った『毬乙梅』は、万人受けする梅干しとして人気です」


◆取り組み

（続きは、「日本ネット経済新聞」１月２５日号で）