【EC向けサービス事例】第65回 サイト構築「EC救部隊」/導入サイト キャラクターグッズEC「エコネコ」/サイト構築と運営をサポート

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11月に刷新される「エコネコ」

11月に刷新される「エコネコ」

キャラクターや芸能人などの版権を扱うモノセンス(本社東京都、仙頭健一社長)は、20~30代の女性をターゲットとしたキャラクター「エコネコ」のキャラクターグッズを開発している。百貨店やファッションビルでエコネコの催事を開催してグッズを販売しており、近年はECサイトの売り上げも伸びている。
 10代の女性から人気のファッション誌「ポップティーン」の表紙に「エコネコ」が使われ、キャラクターの認知度が高まっている。催事は都心を中心に開催しており、遠方に住んでいて来場できない利用者が、ECサイトで商品を購入する機会が増えている。
 現在のECサイトはASPのサイト構築サービスを使っている。細かな顧客データを収集することや、サイトの機能拡充に制限があることになどに悩まされているという。バックオフィスを改善する必要を感じた同社は、今年11月にサイトを刷新する予定だ。
 サイト構築にあたって選んだサービスは、ボクブロック(本社東京都、林昌孝社長)が提供する「EC救部隊」。EC―CUBEを基本にサイトを構築する。機能拡充や運営代行などサイト構築後の運営に役立つサービスも提供している。モノセンスで運営している別のECサイトをボクブロックが構築した経験から、「エコネコ」でもサービスの導入を決めた。
 新サイトでは、一つの商品ページに複数の写真を使うことになる。現在のサイトでは商品画像を1枚1枚アップするなど、時間が掛かっていた。労働効率を改善するため、画像を自動認識してECサイトにアップできる仕組みを取り入れた。画像をアップした後、1枚だけ画像を差し替えることもできる。
 「レイアウトの変更作業にエンジニアは不要。誰でもサイトを運用でき、作業負担が掛からないつくりにしている」(ボクブロック、末光崇廣取締役)と話す。
 また、11月のサイト刷新では、スマホ最適化を重視する。操作性を向上させ、パソコン用のサイトが縮小しても違和感なく使えるようにするという。
 今年7月に雑誌でエコネコグッズが紹介された際は、ECサイトにアクセスできるQRコードを誌面に掲載した。月商が約2・5倍に伸びたこともあり、スマホの利便性を高めたいという。
 デザイン性の高い商品が多いこともあり、商品の魅力を伝えるためランディングページの制作も予定する。ランディングページで新規利用者を増やして、会員登録につなげる。サイト内の分析を進めてステップメールを打つことで、リピートにつなげる。
 モノセンスはキャラクターの版権を使い、開発した商品をリアルで販売する事業が主力だ。「ECが本業ではないため、サイト運営に関係する細やかなサポートをしてもらうことで、運営が効率化される」(木村文香プロデューサー)と期待している。
 芸能人と共同開発した「エコネコ」グッズも計画するなど、商品の拡充も進める。現在の「エコネコ」の月商は約100万円。サイトリニューアル後は月商500万を目標としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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