【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第416回 <平戸特産品専門ECサイト「平戸商店」> ”平戸と言えば魚”干物セットも好評(2023年4月6日号)

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脇川親義氏

脇川親義氏

 古くから世界とつながり、安土桃山から江戸時代には南蛮貿易の拠点としてにぎわった長崎県平戸市。「平戸商店」は、コロナ禍を機に地元の食文化を全国に届けたいと設立された平戸市公式オンラインショップだ。複数業者の商品を集めたオリジナルセットや生産者直送品など、他店にはないラインアップでギフト利用を中心に顧客を増やしている。店長の脇川親義氏に聞いた。

◆きっかけ・特徴

 コロナの影響による実店舗の売り上げ減少、お取り寄せ需要拡大の状況を受け、設立された平戸商店。設立時は他店との差別化がテーマだったという。
 「観光客の減少などで市内生産者の売り上げが減少する中、平戸産品全般を取り扱ってPRと拡販を行うため、ネットショップを始動しました。当初は他店との差別化を図るため、数社の商品を詰め合わせて贈答用に特化した商品で販売を開始しました。その後、売り上げ増に向けて自宅用商品も増やしていかなければと判断し、生産者直送品を追加しました。瞬間冷凍の鮮魚や冷菓などは、生産工場からの直送で品質が保たれることも利点になっています」
 生産者や市内の直売所と連携し、集荷・発送の手間を減らしていることも特徴だ。
 「生産者が商品を卸している直売所はストレスなく集荷・発送ができる場所なので、直売所と連携して発送しています。また、生産者と緊密に連携することで、複数事業者の詰め合わせや平戸和牛の希少部位、市場になかなか出回らない商品も取りそろえています。商品選定には、添加物を極力抑えたものにも目を向けており、新たに開発された商品も積極的に紹介するようにしています」


◆反響・売れ行き

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月6日号で)

<運営会社概要>
 【運営】GreenPeace
 【開設時期】2022年5月
 【EC運営人数】1人
 【ショップ形態】自社ショップ
 【導入システム】Shopify
 【配送委託先】佐川急便、ヤマト運輸

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記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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