【ＥＣコンサルタントによる「勝手にＥＣサイト分析」】□□３３４　ジャパンＥコマースコンサルタント協会　宮松利博特別講師・参事〈「ＢＯＮＩＱ」〉／ハードとソフトのバランスが絶妙

　テクノロジーの進化とは恐ろしいものです。見事な焼き加減の肉汁したたるレストラン級のレア・ステーキが、自宅でつくれる「ＢＯＮＩＱ（ボニーク）」の登場です。
　もともと、プロレベルのステーキなどの肉料理に使われるテクニックの「真空低温調理」には、レストランなどでバイト経験のある方なら見たことがある、あの厨房に置いてある冷蔵庫並みに大きなプロ専用機が必要でした、えぇ少なくとも私はそう思ってました。それが自宅の鍋とジップロックさえあれば、写真のようなプロの焼き加減に超絶カンタンに仕上がる時代がやってきたわけです。
　製造販売は、羽田和広氏が代表を務める葉山社中。１７年にクラウドファンディングを開始し、１カ月間で７５０万円を調達するや、ＳＮＳで話題となり、シェフレベルの焼き加減をこれ見よがしに投稿する人が続出して話題になりました。それが、この自粛モードでユーチューバーまでが取り扱い始め、一気に火が付いた感があります。かくいう筆者も愛用者の一人です。


■売れるべくして売れた

（続きは、「日本ネット経済新聞」４月２８日・５月５日合併号で）

〈筆者プロフィール〉
みやまつ・としひろ
　元ライザップ取締役。大手ＥＣコンテストで１２部門受賞後、３年で年商２０億円に。上場と同時に保有株を売却し、ＥＣコンサルティング会社を立ちあげ、業界トップのクライアントを多数抱える。日本イーコマース学会専務理事。