【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】□□328 ジャパンEコマースコンサルタント協会 宮松利博特別講師・参事〈「きびだんごストア」〉/最初の画面だけで売るスライダーの妙技(2022年3月17日号)

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「きびだんごストア」で販売されている缶オープナー

「きびだんごストア」で販売されている缶オープナー

 「きびだんご」はクラウドファンディング型ECサイトです。サイト内のクラウドファンディングコーナーで資金調達に成功した商品が、そのままECコーナーで販売されるという二つの機能を持ち合わせています。クラウドファンディングに成功した斬新な商品がズラリと並んでいる点も魅力ですが、このサイトの見るべき点は、ECコーナーです。
 ECコーナーは一見するとアマゾンそのものなのですが「最初の画面だけで売る」というアマゾンのお家芸を徹底的に研究し、進化させていることに気付きます。この秀逸さはぜひ触って体験いただきたいところです。
 例えば「ビールの缶オープナー」は、ファーストビューの画像をパラパラとめくるだけで「そうなの? 買ってみたい!」と、新しい発見と使ってみたくなる購入体験のストーリー構成に設計されています。
 通常のECサイトでも、特にスマホの最初の画面で、こうした複数の画像をスライドさせる機能を見かけることはありますが、実はあのスライダー部分は読み込み時間がかかるため、多くの場合、SEO的に不利になっているだけのケースが多いのです。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月17日号で)

〈筆者プロフィール〉
宮松利博
 元ライザップ取締役。大手ECコンテストで12部門受賞後、3年で年商20億円に。上場と同時に保有株を売却し、ECコンサルティング会社を立ちあげ、業界トップのクライアントを多数抱える。日本イーコマース学会専務理事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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