こんにちは。EC・通販コンサルタントの山口です。今回も化粧品・健康食品業界のダイレクトマーケティングに役立つ情報をお届けします。
■既存の顧客を優先する理由
売り上げアップを考える際に、まず「どのようにして新規のお客さまを増やすか」と考えるメーカーがほとんどだと思います。新規顧客を獲得しやすい広告媒体やインフルエンサーなどのPR活動について、さまざまな情報収集を行っていることでしょう。
しかし、すでに通販ビジネスを行っているのであれば、新規獲得よりも優先して考えるべきことがあります。それが、既存顧客へのアプローチです。
これまでに一度でも商品を買っていただけたお客さまに目を向けてみると、何千、何万単位でリストをお持ちのメーカーも多いものです。
ダイレクトマーケティングにおいては、新規顧客を獲得するよりも、既存顧客からの売り上げを優先した方が、はるかに効率的だとされています。新規顧客を獲得するには広告を出稿する必要があり、それに対するコストも大きくかかってくるからです。
それは「いちごの法則(1:5の法則)」とも呼ばれ、新規のお客さまの獲得には、既存のお客さまの獲得の5倍コストがかかるとされています。
■データをもとに個別オファー
(続きは、「日本ネット経済新聞」3月10日号で)
※新連載のお知らせ
2020年より2年近く続けてきたこの連載ですが、5月より新企画「化粧品・健康食品事業者向け公開コンサルティング」をスタートいたします。
これから化粧品・健康食品事業をスタートしたい読者さま、またはすでに始めているがなかなか売り上げが伸び悩んでいる事業者さまを対象に、悩みや質問を募集し、紙面上にてお答えいたします。たくさんのご応募お待ちしております。(応募は「日本ネット経済新聞ウェブメディア」で受け付けます)
〈プロフィール〉
山口 尚大(やまぐち・たかひろ)
EC・通販コンサルタント。クリームチームマーケティング合同会社代表兼CEO。2006年より化粧品、健食業界に特化したダイレクトマーケティング支援を行い、150社250ブランドを超えるクライアントの売り上げアップを実現。豊富な経験とノウハウをもとに最新のアウトプットを提供している
【化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング 成功と失敗の法則】 〈23〉獲得後の顧客にフォーカスする (2022年3月10日号)
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