【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第369回 〈麺専門ECサイト「中沢製麺」〉/消費者への直接アプローチでファン増やす (2022年3月3日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
中澤健太社長

中澤健太社長

 栃木県栃木市の「中沢製麺」は、昭和29年創業の製麺会社。ラーメン店など飲食店向けの麺を中心に製造してきたが、2020年にBtoC事業を本格化した。1月にECサイト専任スタッフを配置し、2021年8月には東京に実店舗をオープン。BtoCに注力し始めた時期にコロナ禍が偶然重なり、売り上げを伸ばしている。中澤健太社長に話を聞いた。

◆きっかけ・特徴

 中沢製麺では近年、販路開拓・拡大に取り組み、その第一歩がECサイトに力を入れることだった。
 「飲食店はコロナ禍に関係なく、少子高齢化・人口減で先細りの販路です。スーパーへの卸も、量はさばけるが利益が薄い販路です。BtoCによって直接消費者にアプローチし、『中沢製麺のファンを増やす』ことが必要だと考えました。そこで、2020年はECサイトに注力しようと専任スタッフを配置したところ、2月以降コロナが感染拡大し、注文が爆発的に増えました」
 2021年には東京・大塚駅近くに生麺専門店をオープンした。
 「当社は飲食店向けに約50種類の麺を製造していますが、それを個人向けに販売しないのはもったいないと思っていました。そこで、たくさんの生麺とスープやソースを並べて、『麺を選ぶ楽しみ』をテーマした実店舗を作りました。ECサイトでは、大量の商品を並べると見づらいため、当社の名物商品、他にはない商品、ネット限定セットなどを中心に販売しています。実店舗、ECサイトに共通するのは、適切な価格で販売できる市場を作ることです」


◆人気商品・反響
(続きは、「日本流通産業新聞」3月3日号で)

〈運営会社概要〉
【運営】有限会社 中沢製麺
【開設時期】2016年3月
【EC運営人数】2人
【ショップ形態】自社ショップ、アマゾン、JRE MALL
【導入システム】STORES
【配送委託先】佐川急便、日本郵便

小山駅きそば 自宅で再現セット(丼付き)

オーション中華麺

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

こだわりの逸品 特産品EC 連載記事
List

Page Topへ