【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】□□310 ジャパンEコマースコンサルタント協会 小林厚士理事〈「小池新聞店」〉/新聞配達店が取り組むOMOの可能性

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トップページに力強いキャッチコピーを掲載

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 長野県長野市にある小池新聞店は、「お届けするのは新聞だけではありません」という力強いキャッチコピーがトップビューに鎮座するECサイトを立ち上げた。オムニチャネルの次につながる新たなマーケティング概念として、OMO(ネットとリアルの融合)という言葉が認知され始めているが、今回はその具体例として、小池新聞店の取り組みを紹介する。
 新聞配達店の業務とは、既存顧客をつなぎ止めたり、新規顧客を開拓したり、広告や折り込みチラシなどを営業したりすること。しかし、スマホやネットニュースのアプリ回覧の普及により、リアル媒体となる新聞業界は衰退の一途をたどっている。
 衰退していくのを横目に見ているだけでは事業として成り立たない。そこで小池新聞店は業種や自社の強みの分析を行った結果、(1)既存顧客リストを持っている(2)既存商圏内に毎日新聞を配達している(3)折り込みチラシ広告を行っている(4)買い物弱者が多く潜在する(5)日中の空きスペースを活用できる─と五つの強みがあることが分かった。


■顧客に物販を提案

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月23日号で)

〈筆者プロフィール〉
こばやし・あつし
 99年に楽天市場出店。最大7つのECサイトを運営。楽天店舗では02年、楽天ショップオブザイヤースーパーオークション賞受賞。長野県・新潟県・富山県・山梨県登録専門家(IT部門)。経済産業省中小企業支援ネットワーク強化事業 認定専門家。物販で培ったマーケティングノウハウを生かす、経営視点かつ現場最優先の実践的なコンサルティングを得意とする。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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