【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載113 お試し商品の存在意義

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 消費者が商品を購入する際の大きな判断材料といえばレビューです。ただ、レビューの評価が良くても、価格がネックになって購入を断念するケースがあります。そんな時に活躍するのが「お試し商品」です。
 ECにおける施策は販売者側と消費者側で乖離(かいり)が発生することも多々ありますが、「お試し商品」は、販売者と消費者の双方にとってメリットの多い施策といえます。
 今回はコロナ禍でさらに需要が高まっている「お試し商品」の在り方を考えます。


■お試し商品を利用する消費者心理

 大手ECモールで「お試し」というキーワードで検索すると、さまざまなジャンルのお試し商品が表示されます。お試し商品といっても、商品の内容や価格に厳密なルールなどはありませんから、比較的自由に販売できます。
 お試し商品をよく見かけるのは、健康食品や化粧品といったジャンルです。使用頻度が高いこれらの商品群は、販売者側にとって、「都度購入」よりも、「定期購入」を促したいジャンルです。
 そのため、お試し商品と称して初回限定のサンプルや試供品を無料配布するケースが多いのです。
 一見すると、販売者側にとって負担が大きい制度ですが、あえて少量で商品を提供しているケースが多いです。消費者が効果を感じる前に商品が無くなるようにしているのです。結果的に消費者は、継続して使用したいと考え、本商品を購入したいと考えるようになります。
 「無料で商品が試せる」ことは、消費者にとって非常に魅力的です。

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