【次代を担う企業の「EC戦略」】第23回〈タイミー(上)〉 わずか3年でアプリユーザー170万人突破

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 アルバイトを求める求人側と求職者をマッチングするサービスを展開し、存在感を高めているタイミー。日本経済新聞の調査ではNEXTユニコーンにも選出されている。創業者の小川嶺氏が専用アプリを開発し、市場の開拓を始めたのは2018年。わずか3年足らず前のことである。アプリのユーザーは21年4月段階で170万人を突破している。
 小川氏は、「起業」に対し高校生というかなり早いタイミングから意欲を見せてきた。その原点は、「高校時代に生徒会長だったこと」であり、「祖父の死」だったとする。生徒会長として組織運営をし、予算取りをして文化祭を盛り上げるなどの積極的体験を通して、「マネジメントや企画の面白さを体験した。学外のビジネスコンテストに積極的に出ていくようになった」。
 そんな起業家スピリットが体中にみなぎったのは、祖父の死。曾祖父の代に始めた事業が、祖父の代で破綻。死去。祖父が大好きだったという小川氏は、「代わりに自分が名を遺す経営者になるぞ、と心に決めた。人生は有限、うかうかしてはいられないと自分自身にハッパをかけた」と振り返る。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月13日号で)

【著者プロフィール】
千葉明(ちば・あきら)氏
 1949年群馬県生まれ。明治大学政経学部卒業後、1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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