【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】清涼感デザインとは

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長山衛氏

季節相関的な清涼感が問われる時期になりました。そこで、デザインにおける清涼感とは何かを考えてみましょう。

■カラー・ホワイトスペース
 一般心理的に涼しさを感じる色は「青」と「白」とされています。青は「水」を連想させ、白は「雪」を連想させることから、身に着けると体感温度にも影響があるともいわれています。メーンカラーとして積極的に取り入れましょう。
 また、全体的に要素がギュッと詰まったデザインは、人間の目には窮屈で雑多なものとして映りやすく、清涼感とは程遠い印象になります。
 商材やターゲットにもよりますが、ユーザビリティーへの配慮という観点からも、効果的に使用したいのが「ホワイトスペース」です。
 文字をくっきりと際立たせることはもちろんのこと、ホワイトスペースをとることでデザインに奥行きが生まれ、結果的にゆとりを感じることができます。

■フォントの役割
 ただ、ホワイトスペースを広くとれば清涼感につながるかというと、そこに配置するフォントとのバランスを考えなくてはなりません。
 具体的には、配置するフォントのウエートが影響します。細くきゃしゃなフォントほど文字自体にスペースがあるため、窮屈で雑多な印象を排除することが可能です。
 さらにアンチエイリアスを変更することで、同じフォントでも印象が変わります。シーンに合わせて使い分けてみるといいでしょう。また、文字の色を黒ではなくグレーに近付けることで、ホワイトスペースに馴染み、より清涼感を表現できます。
 文字のインパクトは和らぎますが、タイポグラフィーなどの装飾を施しても、うるさすぎず品よくスマートな印象に仕上がります。

■グラデーションの活用
 前述の青&白に対してグラデーションをかけることで清涼感を演出することが可能となります。
 対象はフォントおよび背景に対し、上下の青白グラデーションは有効性が高く、特にデザイン初心者にとって感性に依存することなく定型的に清涼感を出すことが可能です。今後のデザイン制作における引き出しの一助となります。
 ページ内のバランスを整え、ユーザーに清涼感を提案しましょう。

著者プロフィール
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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