[タイトル] 【化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング 成功と失敗の法則】〈13〉 効果の出る広告を予測することは不可能

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 こんにちは。EC・通販コンサルタントの山口です。今回も化粧品・健康食品業界のダイレクトマーケティングに役立つ情報をお届けします。


■広告展開の正解は消費者のみぞ知る

 広告クリエーティブやランディングページ(LP)を制作する際、きっと皆さんは熟考を重ねているはずです。「写真はこの方がきれい」「他社と違うこの成分の効能効果を強く出そう」「このコピーはピンとこないから変えよう」といった具合です。
 こんなふうに社内で何カ月も熟考をした内容なのだから、絶対に良いものになっているはずであり、消費者から反応が取れるものだ、と考えてしまうメーカーは多いのではないでしょうか。
 しかし、実際にその広告やLPを出稿してみると、「思ったような結果が出なかった」「予想外のクリエーティブが良かった」ということは少なくありません。
 往々にして、自分たちの考えていた通りの反応が得られることはまれで、むしろ予想に反することの方が多いものです。
 「確実に効果の出る広告」とは何でしょう。それを事前に予測することは不可能だといえます。そのため、「答えは消費者のみぞ知る」というのが、マーケティングの世界では大前提の考え方です。
 つまり、何カ月もかけて広告を制作するよりも、スピード重視で広告を制作し、その反応をフィードバックして変更や改善をした方が、結果として早期に良い結果を生み出すことができるのです。
 そのためには、ある程度の妥協が必要となってきます。米国のある有名起業家が言うように、「狙え、構え、打て」ではなく「構え、打て、狙え」なのです。 ゴールは結果の出る広告を制作することですから、早いうちに実際に出稿し、消費者に答えを求めた方が、良い広告ができるまでの時間は短縮できるのです。


■テストが義務と求められる理由

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月4日号で)

〈プロフィール〉
山口 尚大(やまぐち・たかひろ)
 EC・通販コンサルタント。クリームチームマーケティング合同会社代表兼CEO。2006年より化粧品、健食業界に特化したダイレクトマーケティング支援を行い、150社250ブランドを超えるクライアントの売り上げアップを実現。豊富な経験とノウハウをもとに最新のアウトプットを提供している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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