【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】□□276 ジャパンEコマースコンサルタント協会 清水将平特別講師〈「ゆうひ堂」〉/商品力に依存せず、迅速配送で差別化

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 今回は、「言葉のチカラで感動を創造する。」という企業理念のもと、「名前詩(なまえうた)」という名の「感動」を販売している「ゆうひ堂」のECサイトを分析させていただきました。
 「名前詩」とは名前でつくる詩のことであり、一般には「折り句(おりく)」や「あいうえお作文」として知られています。「伊勢物語」にも登場する折り句と違い、「名前詩」は、とある大阪の作家が09年に商標登録されてから、わずか11年しか歴史がありません。
 「ゆうひ堂」が10年に楽天市場に出店したときは、「名前詩」は利用できず、「名前の詩」「名前ちりばめ詩」「人名折句」などとネーミングし販売を開始しました。
 すでに競合店は存在していたので、上位店舗を追うための施策として、オーダーメードなのでキャンセルはできないという常識を覆し、「見てからでもキャンセルができる」システムを導入。お客さまにとっての不安要素を減らすことで、一気に業界トップまで飛躍しました。


■4.93と高評価

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月19日号で)

〈筆者プロフィール〉
しみず・しょうへい
 日本ECサービス 代表取締役

 03年から07年に楽天にてECコンサルタントなどを経験し、日本全国1500社以上の楽天ショップが加盟する日本最大級の会員サポートサービス「ECマスターズクラブ」を運営。また、自ら日本全国47都道府県に訪れ、セミナー講師としても年間3000人以上にノウハウを教える。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

勝手にECサイト分析 連載記事
List

Page Topへ