【EC向けサービス導入事例】第51回〈スタディスト「Teachme Biz」〉/導入サイト「らでぃっしゅぼーや」/スライドショーでサイトの使い方を解説

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販売促進課の森角敦課長(写真右)と太田由紀氏

販売促進課の森角敦課長(写真右)と太田由紀氏

食品宅配のらでぃっしゅぼーや(本社東京都、国枝俊成社長)は13年9月、マニュアル作成・共有ツール「Teachme Biz(ティーチミービズ)」を導入した。その結果、サイト訪問者に対して、購買手順を視覚的にわかりやすく説明できるようになったという。
 らでぃっしゅぼーやは同サービスを用いて、画像とテキストを組み合わせ、ECサイトの使い方をスライドで解説するコンテンツを作成した。このコンテンツを、「よくあるご質問」など、ユーザーがサイトの利用方法に迷った際に訪れるページに配置し、閲覧できるようにしたのだ。
 「当社は主に定期宅配サービスを提供しているため、一般的なECサイトとは注文方法などが異なる部分がある。さらに、紙媒体を用いた通販を展開しているため、ネットで注文することになじみのないお客さまも多い。電話などでサイトの使い方を説明するのにも限界があった」(マーチャンダイジング本部販売企画部販売促進課長・森角敦氏)と話す。
 同社は「定期お届け商品」の種類を変更する方法をスライドショーで紹介している。ページのどの部分をクリックし、どのように手続きを進めれば変更を完了できるか、17枚のスライドにまとめて、一手順ずつ分かりやすく紹介している。
 同サービスを利用しているため、スライドの作成も簡単だという。サイトのキャプチャー画像に矢印を入れたり、テキストを入れたりする作業は、「ティーチミービズ」のサービスページ上で手軽にできる。スライドの作成にスタッフの労力をさほど奪われない点にも満足しているという。
 今年の母の日ギフトの販促メール内に、「ティーチミービズ」で作成した、配送先変更の手順をまとめたスライドのURLを掲載した。その結果、メール配信後、多くのユーザーがスライドを閲覧。定期宅配便とは異なる住所に送る方法についてユーザーの理解が進んだことなどから、母の日ギフトの売り上げは前年を上回ったという。
 「正月やお盆など家を空けがちな時期は定期宅配便をお休みするというお客さまが多い。今後は、配送先変更方法をスライドでご案内するだけでなく、帰省先に商品を配送できることをお客さまに理解していただけるようにしていきたい」(マーチャンダイジング本部販売企画部販売促進課・太田由紀氏)と話す。
 同社はさらに、同サービスを活用し、商品ページに「商品の使用方法」や「商品を使用した効果」などをわかりやすく紹介するスライドを掲載することも検討しているという。


〈システム概要〉
 「Teachme Biz」はパソコンやスマートフォン(スマホ)などから画像やテキストを使ったマニュアルを手軽に作成、共有できるサービス。業務の手順だけでなく、顧客向けにサービスの利用方法を視覚的に紹介するマニュアルを作成することもできる。作成したマニュアルは、埋め込みタグを用いて、サイト上に掲載することも可能だ。

画像に目印をつけたスライドで分かりやすく操作方法を解説

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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