コンペを行う前には次のような情報を用意しておきます。
・現状課題の洗い出し
現在使用しているシステムの問題点や変更したい点などを洗い出します。現場の声を聞きながら、細かい内容までピックアップします。
・今できていることの洗い出し
忘れやすいのが「今できていること」です。今できていてこの先も使う機能をしっかり確認しておかないと、リプレイス後に大変なことになります。
・目的を明確にする
リプレイスする目的は特に重要です。目的は「売り上げを上げたい」や「使いやすくしたい」といったあいまいなものではなく、具体的な内容にします。例えば「定期コースの変更を何回先でも登録できる」とか、「ステップメール以外にSMSも配信できる」「媒体ごとの広告分析ができる」「顧客情報が1画面で見られるようにする」といったものです。
(続きは、「日本ネット経済新聞」8月20日号で)
〈筆者略歴〉
西川 浩司(にしかわ・こうじ)
2001年、東通メディアに入社。新聞折り込み発注システムの開発に携わる。2006年からリピート通販に特化した通販基幹システム「通販マーケッター」の開発をスタート。多数の通販企業さまにシステムの導入
【「リピート通販」システムでできるLTV向上術】第8回〈システムリプレイス成功の3つのポイント(2)〉/リプレイスに関する8つの必要な情報
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