【気になる動向を徹底分析!Amazonレポート】第1回 新型コロナの影響をプラスに変えるアマゾン〈前編〉

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 新型コロナの影響でECの需要が急増しており、アマゾンも大きく売り上げを伸ばしています。リモートワークやステイホームによって、動画配信サービスである「プライムビデオ」の利用者数も急増しています。アマゾンはECだけでなく、EC以外のサービスも好調となっており、全体的にプラスの面がかなり多く見受けられます。
 一方で、マイナスの面も少なからずありました。ただ、アマゾンはマイナスの面もプラスに変えているという印象がとても強いです。アマゾンはマイナスの面をどのようにプラスに変えているのか、その事例を一部ご紹介したいと思います。


■マスク転売で法改正も要請

 アマゾンでは新型コロナの影響で、マスクの高額転売などの問題が起こりました。アマゾンは、マスクの高額転売者に対して、即日アカウント停止など厳しい措置をとっていましたが、それでも高額な配送料が設定されたマスクや、低品質なマスクが販売されるなど、悪質な不正販売が後を絶ちませんでした。
 国内ではその後、緊急措置として、マスク、アルコール消毒製品の転売行為が法律で禁止され、不正販売も減りました。ただ、アマゾンでは不正の検出を、システムで自動的に行うだけではありません。人が時間をかけて調査を行ったりもしていましたから、人的コストもそれなりに生じていました。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月16日号で)

【著者プロフィール】
 比良益章(ひら・ますあき)
 2006年楽天入社、ECコンサルタント、マーケティング担当などを経験。2009年アマゾンジャパン入社、新規開拓営業、コンサルタント業務に従事し、5期連続でトップ成績を獲得。2010年アグザルファ設立、代表取締役に就任し、Amazon専門のコンサルティングを展開。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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