【ネットが拓く〈リテンションの時代〉】連載第35回 D2Cをひも解く

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■Bモデルではない

 近頃、D2Cが話題になっている。なじみのある言葉のようでもあり、新しい言葉のようでもある。頭の深いところでザワザワし、よく分からないことにイラついた。そこで、イライラの原因を探っていくことにした。
 ビジネスやマーケティングの業界には「B2B・B2C・C2C」という言葉が通用している。B2Bは企業から企業へ産業材を販売する形態、B2Cは企業から消費者へ消費財を販売する形態であり、C2Cは消費者から消費者へ所有物を販売する形態を表していた。
 商流と金流を表すビジネスモデルを表現する言葉であった。そんな基礎がある頭の中に、いきなりD2Cが現れ、新しい販売の方式といわれたので、頭の中はパニック状態となった。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月14日号で)

〈プロフィール〉
伊藤 博永(いとう・ひろなが)
 1993年3月、旭通信社(現ADK)入社。2001年4月、価値総研取締役、09年4月、ADKダイアログ代表取締役、15年9月、日本リテンション・マーケティング協会理事、18年4月、日本リテンション・マーケティング協会監事(現任)。

 筆者に関する問い合わせは、一般社団法人日本リテンション・マーケティング協会事務局((電)=03―6910―4644)まで。http://j-rma.jp/

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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