【売り上げ アップしました】〈ヴィレッジヴァンガードウェブド〉/独自商品の拡充が奏功

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独自商品を拡充している「ヴィレッジヴァンガードオンラインストア」

独自商品を拡充している「ヴィレッジヴァンガードオンラインストア」

雑貨店「ヴィレッジヴァンガード」のECサイトを運営するVillage Vanguard Webbed(ヴィレッジヴァンガードウェブド、本社神奈川県、平野貴和社長)は12年から、ECの独自商品を拡充している。サイトで独自商品の特集企画を組んで販売を促進。14年6月―15年2月の売上高は2億7600万円となり、前期の年間売り上げを1億円上回った。
 ECサイト「ヴィレッジヴァンガードオンラインストア」では、コップやバッグといった生活雑貨、アパレル雑貨を中心に約2万5000品目を販売している。このうち約4割が独自商品となっている。
 12年から独自商品の拡充を進めており、「他にないものが手に入るという顧客の認知を広げていったことが売り上げにつながっている」(平野社長)としている。
 11年の創業時は1~2人だった仕入れ担当を10人体制に拡大。全国で商品開拓を行っている。
 独自商品は、クリエイターが創作したキャラクターグッズやプリン専用のしょうゆなど、実用雑貨からユーモアグッズまで幅広い。
 サイトでは週に1回以上のペースで、一つのテーマに沿った商品をまとめる特集ページを追加している。特集は、あるキャラクターに関係した商品をまとめたり、本物の食品に似せた雑貨を集めるなど切り口はさまざまだ。単なる商品紹介にせず、店員によるコメントを加え、「おもしろさを出せる内容を目指している」(同)と言う。
 特集はサイトのトップページに随時追加され、「ツイッター」などソーシャルメディアでも情報を広げている。
 リピーターに対しては、Tシャツや雑貨など、一つのジャンルに関係した商品を店員がセレクトして送る定期販売も実施している。
 自社で開拓した商品を、「ヴィレッジヴァンガード」実店舗へ卸すことも始めた。来期の決算に向け、新たな収益源として強化を図る。


〈企業データ〉
 出店先「自社サイト」「アマゾン」
 導入システム「独自システム」
 配送委託先「ヤマト運輸」「佐川急便」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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