【EC注目株!】第145回〈青山商事〉 デジラボ導入で次世代型店舗を目指す/IFIS目標平均株価1770円も様子見賢明

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 デジタル・ラボ(デジラボ)は洋服の青山(青山商事、8219)の救世主となり得るか。デジラボは、いわゆる「オムニチャネル」戦略推進策。ネットと実店舗を融合した次世代型店舗。2016年3月期に導入を開始した。初年度、デジラボを介したEC売上高は1000万円。前3月期は6億円。ここからが勝負。前期の総売上高は2%減の2453億円も、6億円は0.25%弱。青山商事は「本気」。デジラボは10月末時点で22店舗に導入されている。本気度は以下の2点からも伺える。
 (I)リニューアルされた、旗艦店:銀座店(昨年11月オープン)にデジラボを導入。アナリストは、「改装後の銀座店は免税・新ブランド・オーダー・レディースの各コーナーを新設。スーツコーナーは数量ベースで従来の2000着から1000着に縮小。それをカバーするのがデジラボ。全店の在庫と連動しているから、銀座店のEC上に欲しいものがなくても他店の在庫で売り逃しを免れる。デジラボ導入店と非導入店の間に共通している」とする。
 (II)デジラボの機能強化。

(続きは、「日本ネット経済新聞」2月6日号で)

〈筆者プロフィール〉
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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