【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載96 流行とWEBデザイントレンドの相関性〈上〉

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■IT革命がもたらしたもの

 いよいよ2020年がスタートしました。本年は待ちに待ったオリンピックイヤーです。今から20年前の2000年の日本ではどうだったか、ちょっと思い出してみましょう。後の流行語となる「IT革命」によりインターネットが急速に普及しだした頃でした。「IT革命」は、社会や経済に大きな変革がもたらしました。今回は、「20年周期で見るWEBデザイントレンド」をテーマに考察を行います。
 2000年に日本で起こった、IT革命を象徴する最も大きな動きとしては、「グーグルによる日本語検索サービスの開始」が挙げられます。
 それまでは、新しい情報を入手する手段としては、新聞やテレビが一般的でした。インターネットが普及し、検索することを覚えた消費者は、膨大な数の情報を容易に入手することが可能となりました。
 ただ、その発展の裏では、第三者になりすました「ハイテク犯罪」の増加や、情報技術を駆使できないことによる「デジタルデバイド(情報格差)」の拡大が起こっており、問題視されてきました。
 これらの問題は、今後もインターネットを積極的に使用する限り、切り離すことができない大きな課題といえます。ウェブリテラシーを高めることが当面の回避策といえるでしょう。
 情報入手が容易になったことで、BtoB、BtoCを問わずECは身近なものになりました。銀行の振り込みや株取引なども、ネット上で行うのが一般的になっていきました。そもそも、2000年頃のウェブサイトにおけるデザイントレンドとは、どのようなものだったのでしょうか。

(続きは、「日本ネット経済新聞」1月30日号で)

〈著者プロフィール〉
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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