【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第282回 〈かまぼこ・さつま揚げ専門ECサイト「若松屋」〉/「伊勢ひりょうず」SNSで知名度アップで新規増も

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美濃松謙氏

 江戸時代、「伊勢の台所」と呼ばれ繁栄した三重県伊勢市河崎に本店を構える、伊勢かまぼこの老舗「若松屋」。観光の土産として口コミで人気が広まった「伊勢ひりょうず」は、メディアやSNSによってさらに知名度がアップ。ネットショップの新規客増加につながっているという。商品へのこだわりと魅力、リニューアルした自社サイトなどについて、四代目・美濃松謙氏に聞いた。

◆こだわり・特徴

 若松屋を代表する商品は、創業以来作り続けている「伊勢はんぺい(はんぺん)」。木製のお椀とへらだけを使い、一つ一つ手作りする逸品だ。
 「伊勢芋を練り込んですり身に粘りを出し、歯ごたえを残しつつ、しっとり柔らかい食感に仕上げています。お椀とへらで形を作る作業を『とる』といい、”大きいはんぺいをとる”ことから、伊勢はんぺいは『おおとり』と呼ばれています。おおとりをとる作業は熟練の職人技で、すぐには身につきませんが、この製造方法を100年以上に渡って受け継ぎ守っています」
 さらに、若松屋の知名度をグンと上げたヒット商品が、「伊勢ひりょうず」だ。
 「『ひりょうず』はがんもどきのことで、漢字で書くと飛龍頭。伊勢の松尾観音寺の観音祭で販売したのが始まりです。松尾観音寺は龍神伝説の残る寺です。開運の龍にあやかって、真ん中にうずらの卵を入れ、半分に切ります。うずらが半分になり、龍眼をイメージしています。海の幸であるすり身に豆腐を加え、山の幸や野菜をふんだんに練り込んだヘルシーさが人気の理由の一つです」


◆売れ行き

 「伊勢ひりょうず」は、伊勢神宮の参拝客でにぎわう「おかげ横丁」の実店舗で人気が高まり、メディア紹介をきっかけに全国的に知られる商品に成長した。

(続きは、「日本ネット経済新聞」1月23日号で)

〈運営会社概要〉
【運営】有限会社 若松屋
【開設時期】1998年4月
【スタッフ数】2人
【ショップ形態】自社ショップ、楽天市場
【導入システム】カラーミーショップ
【配送委託先】ヤマト運輸

「伊勢はんぺい」

ヘルシーで食べごたえのある「伊勢ひりょうず」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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