【受賞店に聞く】 〈ヤフーショッピング エリアアワード2019 都道府県大賞〉日本農業システム/当日出荷と在庫管理を徹底

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5人の社員でサイトを運営

5人の社員でサイトを運営

 農業用資材や薬品を販売するECサイト「日本農業オンラインショップ」を運営するアイアグリ(本社茨城県、木村泰行社長)は、ヤフーショッピングエリアワード2019で「都道府県大賞」を受賞した。
 受賞した理由について、「顧客が困らないよう、当日出荷や商品の在庫の管理などを徹底して結果だと判断している」(日本農業システム部・池田一明部長)と話す。同社の19年1月期のヤフーショッピングでの売上高は前期比20%増となり、20年1月期も増収の見通しだ。
 同社は、当日15時までに注文があれば、当日出荷できるよう、物流体制を構築してきた。栃木県に自社の物流倉庫を構えている強みを生かし、当日出荷を可能にしてきた。農業用関連の繁忙期は、毎年3~5月。その期間以外は、すべて当日出荷できるようにしてきた。
 同社は、自社物流倉庫の拠点があるだけでなく、商品の在庫管理をする上で、社内組織の商品部とも密に連携を取ることで、欠品などを起こさないようにもした。現在、ウェブで掲載している商品数は約9000品目。商品数を毎年増やしている。
 掲載するアイテムも、季節ごとの売れ筋商品だけでなく、同社がこれまでに培ってきた販促ノウハウをもとに掲載する商品を選定してきた。同社では、自社サイトを20年前から運営し、これまでに培ってきた販促ノウハウを有効活用している。昨今、ナショナルブランド(NB)商品からプライベートブランド(PB)の商品開発にも注力。NBの構成比は全体の7割で、3割がPBだという。今後もPB商品の開発に注力し、物流費の高騰に対応していく。販促においては、ヤフーショッピングが行っている販促イベントと自社負担での広告運用をうまく利用し、「ヤフー担当者とも入念に打ち合わせし、うまく販促につなげられるようにしていった」(同)と言う。
 同社は19年10月からペイペイモールに出店し、販売を行っている。


【データ】 
■販売チャネル「自社サイト」「ヤフーショッピング」「楽天市場」
■外注先「セイノー運輸」「ヤマト運輸」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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