【集客 アップしました】〈レウィ〉/新興メディアからの集客に成功

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
「インスタグラム」との親和性が高い「LEWE market」

「インスタグラム」との親和性が高い「LEWE market」

雑貨のECサイト「LEWE market(レウィマーケット)」を運営するレウィ(本社東京都、佐俣俊太朗CEO)は、画像SNS「インスタグラム(インスタ)」や、ライフスタイルメディア「ルーミー」を通して、広告費をかけずに集客している。コンテンツを各メディアに配信したことにより、「LEDランタン」が1週間で100個以上売れたこともあるという。
 同社は12年9月にECサイトを開設した。ECにかけられる資金が少なかったこともあり、コストをかけずに集客するため、人気が高まりつつあった「インスタ」の活用を検討した。
 「インスタと親和性の高いサイトにすることで、ファッションやデザインへの関心が高いインスタのユーザーを取り込めると考えた」(佐俣社長)と話す。
 同社は、ECサイトの商品画像をインスタの画像と同様の正方形に統一した。部屋の中で撮影することにより、生活の中での使用イメージが伝わる商品画像を制作。画像の雰囲気もインスタに投稿されている画像に近付けた。
 インスタ内にもショップの公式アカウントを開設した。インスタの画像とECサイトの画像を統一し、インスタから流入してきたユーザーが商品を見つけやすいようにしている。14年11月に出店した楽天店でも同様に、インスタ風の画像を使用している。
 「一般的なECサイトの商品画像は、背景を白色にしていたり、商品やコピーを画像内に入れているケースが多い。生活の中での利用シーンをイメージさせる写真をメーンの商品画像として使用することで、他のサイトと差別化できると考えている」(同)と話す。
 13年には「ルーミー」への記事コンテンツの配信を開始した。雑貨の魅力や、使い方を記事にまとめて、画像とともに配信。記事コンテンツを1本配信することにより、ECサイトへのアクセス数が数千件増加したこともあったという。
 「記事を配信すると、そこからさまざまなメディアに拡散されて、アクセス数が急増することがある。『LEDランタン』などは記事を出したことで、1週間以内に100個以上が売れた」(同)と話す。
 今後も「インスタ」や「ルーミー」をはじめとしたさまざまなメディアを活用し、集客を高めていきたいという。


〈企業データ〉
 出店先「自社サイト」「アンテナ」「楽天市場」
 導入システム「─」
 配送委託先「ヤマト運輸」「佐川急便」「西濃運輸」「日本郵便」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

アップしました 連載記事
List

Page Topへ