【Amazon出品〈気になるトピックを徹底解説!〉】第18回 レビュー取得の新プログラムが登場

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■アマゾンのレビュープログラム

 先月、国内アマゾンで「早期レビュー取得プログラム」がついに開始されました。米アマゾンで17年から始まった「EARLY REVIEWER PROGRAM(アーリーレビュアープログラム)」が国内でも開始されたのです。米国では、プログラムの利用に「ブランド登録」が必須ですが、国内ではブランド登録は不要で、すべての出品者が利用可能となっております。
 アマゾンでは、横行する不正レビューに対して、今までさまざまな対策を行ってきました。例えば、16年には、無償提供のレビューを禁止しました。18年には商品レビューポリシーを厳しく更新して、出品者への法的手段も含めたペナルティーの厳格化も行いました。それでも不正レビューを続ける出品者が後を絶たず、現在でも”いたちごっこ”の状態が続いています。
 今回の新プログラムは、アマゾンが仲介して、購入者にレビューを書いてもらうというのが主な内容です。レビューを書くと、300円のAmazonギフト券が購入者に提供されます。
 購入者は、どの商品が今回の新プログラムを利用しているのかは分からず、アマゾンはランダムに購入者を選定しています。
 プログラムの利用料金は、1商品あたりのレビュー5件までで税込6600円となっています。レビュー数が4件以下など利用条件こそありますが、レビューの獲得が期待できます。
 アマゾンが提供する別のレビュープログラムで、主に商品を卸すベンダーに提供されている「AmazonVine(ヴァイン)先取りプログラム」があります。このプログラムは、主にトップレビュアーを対象に、レビューと引き換えに商品を無料でプレゼントするというものです。

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月5日号で)


〈プロフィール〉
 比良益章(ひら・ますあき)
 2006年楽天入社、ECコンサルタント、マーケティング担当などを経験。2009年アマゾンジャパン入社、新規開拓営業、コンサルタント業務に従事し、5期連続でトップ成績を獲得。2010年アグザルファ設立、代表取締役に就任し、Amazon専門のコンサルティングを展開。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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